AppleTVドラマ「ファウンデーション」が面白い

AppleTVのSFドラマ「ファウンデーション」ポスター

名古屋のバーチャルオフィス「ビジネスリンクス・ナゴヤ」広報担当もじぐみです。お久しぶりです。今日は久しぶりに、サブスクドラマchについての話題ですがいつものネトフリではなく、今日はAppleTVのSFドラマ「ファウンデーション」についてです。

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ファウンデーションとは

ファウンデーションといえば普通、創業者とか、財団とか、CEOとか、起業やビジネスの世界でのスタートアップで耳にする言葉だが、このドラマでは主に「再建」という意味で語られている。

原作はAアシモフのヒューゴ賞小説

ドラマ「ファウンデーション」は、優れたSF小説に与えられる賞「ヒューゴ賞」の有名なアイザック・アシモフ原作の古典的SF小説「銀河帝国興亡史」を元にゴージャスなCGや舞台セット、衣装、たくさんの登場人物はリッチなBGMなどで現代的に編集された長編ドラマ。

ニュースによると、あの有名長編ファンタジー「ゲーム・オブ・スローンズ」並み全80話の大作として続ける意向を製作陣が表明しているという、とても期待できるSFドラマとして配信中だ。では、何を再建するかというと、世界秩序を指していて、遠い未来に銀河レベルの広がった人類の安定した秩序が、一気に崩壊することを知った学者たちが、全力をあげてその崩壊期間を縮めようとする話なんです。

ゲーム・オブ・スローンズ　 (吹替版)

え？崩壊期間を縮める？崩壊を止めるじゃなくて？

それがこの原作の面白い所で、普通のSF映画やファンタジーなら崩壊や人類滅亡を止めようとヒーローたちが奮闘する話が多いですよね。でもこのドラマは崩壊や滅亡は食い止められない、止めるにはもう遅い、が結論づけられており、滅亡するとわかった人類を、じゃーどーする？って話になっているのが面白いんです。隕石が落ちてくるから父ちゃんが核兵器と共にで粉々にして地球を救えー!、とか、タイタニックが沈没するから皆んな救命艇に急げー！ではなく、隕石が落ちて滅亡後どう石器つくる？タイタニックが沈没したんだけど次の豪華客船どうつくる？という、とっても現実的でリアルで科学者目線で、シリアスなところが面白いんです。実際はこうなんだろなと。

ファウンデーション ―銀河帝国興亡史〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)

私たち、実際そうですよね

いま使っているパソコン、いつか壊れますよね。いやいや、俺のは日本製だから、アメリカ製だから永遠に大丈夫、とか言う人いたらデータ危ないですよ。物理的なハードディスクはいつかは消耗し壊れてしまうので一生使えるPCなんてないし、これはもう諦めるしか無い。なので人はDVDや他のHDにバックアップしたり、最近ではクラウドストレージに保存しますよね。それです。人類が滅亡危険性は誰にでも想像でき感じ取れることですが、なのに、そうなった場合のためにバックアップをとろう、ここまでの科学技術をまとめた本やデータを保管しよう、なんて誰も言わないですよね。そんな発想すらない。それで、その時がもしきちゃったら「保存しておけばよかったー」と今更思うんだろうと。このドラマをみるとその点にハッとさせられます。ニュースで世界の戦争や核施設や、地震、災害、汚染など報道で騒ぐ割に、それ俺たちやってないな、と。できそうなものの。

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実際ファウンデーションに影響された事業や人物

でも実際に、この原作を読んだ人が、小説にヒントを得て実際にファウンデーション計画のような事業を始めたり、同じような発想で起業した人もいるんだとか（アメリカの有名なノーベル賞経済学者ポール・クルーグマンさんがそうらしく、小説の主人公ハリセルダン博士に憧れて経済学をはじめたのは有名な話）。

クルーグマンマクロ経済学第2版

スターウォーズの元ネタ？

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ファウンデーションは世にある銀河帝国ものの元ネタとされているが、実際ドラマをみていると様々なヒントを後の映画や漫画がヒントにしていることがわかる。似ているものをあげると以下の通りだ。

ファウンデーションとSWの共通設定

銀河帝国、クレオン皇帝（ダースベーダーやパルパティーン皇帝の銀河帝国）
ハリ・セルダン博士（オビ・ワン・ケノービ）
デマーゼル（C3-PO）
ファウンデーション委員会（ジェダイ評議会）
反乱軍とレイア姫（アナクレオンとファラ）
インビクタス（デススター）
予知能力（フォース）

こうみると、スターウォーズを面白くさせている設定のほとんどだ。ファウンデーションの未来予知については、日本のアニメ「機動戦士ガンダム」のニュータイプ設定のヒントにもなっている気がする。

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こういったSF映画お馴染みの使い古された設定たちが、現代風にアレンジされてまったく古さを感じさせないのもこのドラマの凄さだ。超高速移動する宇宙船や、破壊される都市のシーンなどCGのクオリティーが他の作品に比べて驚くほど高密度でゴージャスな画面に「おー」と圧倒される。そしてスターウォーズのような光線銃やアクションシーンがなくても十分楽しめて、ミステリーあり、ヒューマンあり、歴史引用あり、ラブありの重曹的な話の展開になっていて、ほんと面白い。ワープシーンもこのクオリティーですよ。最新の量子力学を感じさせてワクワクしますね。

By Seldon, the Invictus jumped! pic.twitter.com/ANtpGwEt1l

— Foundation (@Foundation_) November 6, 2021

ちなみに、スターウォーズについてはビジネスリンクス・名古屋の室長は大ファンなので、こちらのスターウォーズに関するブログもぜひご覧ください。

AppleTVで1話だけなら無料で視聴できる

AppleTVのSFドラマ「ファウンデーション」ポスター

AppleTVで見られるこのファウンデーションはこのブログを書いている今現在はシーズン1の全10話が今週放送され、一つのシーズンのクライマックスを迎える。サブスクなのでお金かかるし、ネトフリ見てるしこれ以上お金かけたくない、という方は、エピソードの中でも特にゴージャズな第一話だけなら無料で視聴できますよ。以下の視聴方法があります。AppleTVへの登録はここからどうぞ。

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