「映画」二百三高地　1980年公開

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今回紹介する映画は、とにかく古い！今から45年前に公開された戦争映画です。私が初めてこの映画を観たのは、小学生の頃。テレビで放送されていて、夢中になって観た記憶があります。この映画をきっかけに、日本とロシアが明治時代に戦争をしていたことを初めて知りました。

いわゆる歴史映画なのですが、とにかく日本軍が次々とやられていくシーンが多く、衝撃を受けました。日本の兵隊たちが突撃していく中、ロシア軍が機関銃で容赦なくなぎ倒していく——子供心にものすごく怖かったのを覚えています。

中でも特にトラウマ級だったのが、日本軍が突撃してくるルートに巨大な落とし穴が仕掛けられていて、次々と兵士たちが落ちていくシーンです。さらに、落とし穴の壁には機関銃がずらりと並んでいて、一斉射撃で次々と撃たれていく…。あの場面はショックが強すぎて、しばらく夜眠れなくなるほどでした。

それだけの犠牲を払いながら、最終的に日本がロシアに勝利したという事実にも驚きました。子供ながらに「こんな戦いをしてたのか」と、強い衝撃を受けた作品です。

■解説：今世紀初頭、近代化したとは言え、列強諸国に比べ遅れをとる日本が、超大国ロシアに何故戦争を挑んだのか。そして、その戦争を背景に、政府、軍、民間といった様々な階級の人々がいかに生きたかを描く。脚本は「仁義なき戦い」シリーズの笠原和夫、監督は「さらば宇宙戦艦ヤマト　愛の戦士」の舛田利雄、撮影は「トラック野郎　突撃一番星」の飯村雅彦がそれぞれ担当。